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【私の“奇跡の一枚” 連載56】 『還暦土俵入り』に見た “ウルフ”の凄味と人間味(ベースボール・マガジン社WEB) - Yahoo!ニュース

 私の中学・高校時代、『小さな大横綱』千代の富士の強さは最高だった。取り口は豪快そのもの、痛快で技の切れも抜群、その取組を見るたびにため息が出た。だから、ちょっと天邪鬼な私がテレビ観戦でいつも応援したのは、その相手となるライバル横綱だった。しかし千代の富士はほとんど負けなかった。ことに決定戦などは絶対に落とすことをしなかった。

 長い人生には、誰にもエポックメーキングな瞬間があり、それはたいてい鮮やかな一シーンとなって人々の脳裏に刻まれている。
 相撲ファンにも必ず、自分の人生に大きな感動と勇気を与えてくれた飛び切りの「一枚」というものがある――。
 本企画では、写真や絵、書に限らず雑誌の表紙、ポスターに至るまで、各界の幅広い層の方々に、自身の心の支え、転機となった相撲にまつわる奇跡的な「一枚」をご披露いただく。
※月刊『相撲』に連載中の「私の“奇跡の一枚”」を一部編集。平成24年3月号掲載の第2回から、毎週火曜日に公開します。

オーラが違う! 直に見た憧れの大横綱

 その後カメラマンの道を選んだ私は幸いにも、小社でそれまで憧れの世界でしかなかった大相撲を担当させてもらうことになった。そんな私が、右を見ても、左を見てもスターだらけの世界の親方、力士と接して、一番オーラを感じたのは、やはり元横綱千代の富士の九重親方だった。目の前を通り過ぎる親方を眺めては、「やっぱり、貫禄が違うなあ!」と納得することしばしばだった。その大横綱に職業柄、「おい、椛(かば)ちゃん」と愛称で呼び掛けられることも増えて、親方に対する私の傾倒度はいよいよ上がった。

 声を掛けてもらうのはもちろんうれしいのだが、それだけに親方の話が冗談か、本気なのか見分けがつかないほどになったのである。読者の皆さんもご経験があるのではないだろうか。ファンの性というべきか、尊敬するあまりその人を前にすると、何もかも真正面から受け取ってしまうようなことが往々にしてあるのでは。

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February 18, 2020 at 10:13AM
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