Photo: Universal Music
今年の2月14日、サム・スミスは新曲「トゥ・ダイ・フォー(To Die For)」を発表した。あえて恋人の日にリリースしたのには、理由があった。自身が経験してきたLGBTQ+の孤独な気持ちを、サムは甘く切なく美しいバラードに込めたのだ。
サムはこれまで、世の中の幸せなカップルを見ては自分の世界と比較して、幾度となく傷ついてきたと明かす。「死んでもいいほど愛する人」を見つけられぬまま、自分は一人で死んでいくのではないか……。その恐怖と悲しみをストレートに歌詞に綴り、多くの人々の心を動かした。
「今までつくった作品の中でも、この曲を最も誇りに思います。この2年間、自分を自由に解き放って書き下ろしました。本作のストーリーに共感し、踊ってくれたら嬉しい」
They/Themを使う努力をしよう。
2014年に同性愛者であることを公表したサムは、男性・女性の二元論ではない「ノンバイナリー」という言葉を世界により広めるきっかけとなった。そして、昨年9月にはインスタグラムで自身の代名詞を「They/Them」に変えたことを発表。「He/She」の代わりに、自身の代名詞に「They/Them」を使うことで、性別の区別をあえてつける必要がなくなるからだ。その際、サムはこのように思いを綴っている。
「これからも、間違ったジェンダーで呼ばれることは多くあるかと思うけれど、少しでも努力してくれることを願います。みんなの目にも、私が見ている自分の姿が映りますように」
世間のジェンダーダイバーシティは、以前に比べると大きく向上しているように見える。けれど、今もセクシャルマイノリティーの人々は、日常的に他人からの厳しい目に晒され、世の中の偏見と闘っている。サムの行動や歌は、ジェンダーアイデンティティに悩むの人々の心を力強く抱きしめるだけでなく、ジェンダーを尊重する視点を皆が持つことへのパワフルなメッセージにもなっているのだ。
Text: Mina Oba
"私の" - Google ニュース
March 30, 2020 at 06:40AM
https://ift.tt/2UPaUeB
「みんなの目にも、本当の私の姿が映りますように」──LGBTQ+の代弁者、サム・スミス。【社会変化を率いるセレブたち】 - VOGUE JAPAN
"私の" - Google ニュース
https://ift.tt/34YVNCz
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「みんなの目にも、本当の私の姿が映りますように」──LGBTQ+の代弁者、サム・スミス。【社会変化を率いるセレブたち】 - VOGUE JAPAN"
Post a Comment