
ミラノ万博は2015年に食をテーマに開かれ、日本館でも和食文化や新しい食品加工技術を多く紹介した。その一つが、食品素材メーカーの不二製油グループ本社が独自製法でつくる豆乳クリームと低脂肪豆乳だ。スイーツやチーズの原料になり、乳製品よりカロリーが少ない。健康志向の高まりを追い風に大豆の新たな用途を広げた。
同社独自のUSS製法は、牛乳を生クリームと脱脂乳に分けるように、大豆を豆乳クリームと低脂肪豆乳に分離する。大豆臭さはなく、豆乳クリームには大豆のコク、低脂肪豆乳にはうま味が凝縮している。外国人には薄味に感じる和食はしっかりとした味わいになる。ホイップクリームをつくるなど豆乳にはできない使い方がある。
日本館では動画で紹介。万博関連イベントの「ジャパンサローネ」に出展し、豆乳クリームをドレッシングに使ったサラダなどを味わってもらった。料理学校と料理コンテストも開いた。現地では「あっさりした味がおいしい」「大豆由来とは分からなかった」といった声が出た。
不二製油の担当者は「イタリアは乳製品の文化が根付いており心配だったが、予想以上に好評だった」と話す。万博をきっかけにイタリアをはじめ欧州への輸出につながった。日本でも知名度が向上した。
大豆は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも、将来的な食糧不足を解決する素材として近年さらに注目を浴びる。同社は19年に豆乳クリームバターを商品化するなど、さらなる技術開発を進めている。(川原聡史)
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April 14, 2020
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豆乳クリーム、輸出に弾み(古今東西万博考) - 日本経済新聞
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