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北原里英「“抑える”のがオーバーリアクション気味な私の課題だった」女優としてぶつかった壁を語る - マイナビニュース

北原里英「“抑える”のがオーバーリアクション気味な私の課題だった」女優としてぶつかった壁を語る

放送作家、演出家などの肩書を持つ西条みつとし作・演出によるハートウオーミング・コメディ舞台「HERO~2019夏~」(2019年上演)にヒロイン役で出演していた元AKB48メンバーで女優の北原里英。

今年6月、「HERO」が舞台と同一演出家・キャストに松尾諭と斎藤工を加え、『HERO~2020~』として映画化。そこで、再びヒロインを務める北原に、インタビューを敢行。2018年にアイドルを卒業し、女優として歩んできた約2年。彼女が感じた女優としての葛藤とは。(前後編の前編)

【写真】北原里英の撮りおろしカット&『HERO』場面写真

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──舞台「HERO~2019夏~」と映画『HERO~2020~』のオファーを受けたとき、どんな感想がありましたか?

北原 AKB48メンバーには、個人的に舞台を観に行っているような、西条(みつとし)さんのファンが結構多かったんですよ。なので、私が出演すると決まったときは「いいな~」ってうらやましがられました(笑)。そういう、周りの評判もあって、お仕事が始まる前から西条さんを勝手にすごく信頼していたんです(笑)。それから元AKB48グループメンバーのまりやんぬ(鈴木まりや)と岩田華怜ちゃんが偶然出ていた「ぼくのタネ2019」という舞台を観に行かせていただいたんですけど、心に響くものがあり、感動して泣いてしまったのを覚えています。

──西条さんの作風についてはどう思われましたか?

北原 こういう温かい作品をつくられる方なんだなって、一度観ただけで作風をしっかり感じることができました。そして凄いところは、面白いテンポで攻めるのに最後にしっかり泣かせにくるんですよ(笑)! 作品から西条さんの人柄も少し見えた気がします。

──その世界観に今度は自分が飛び込むということで、どんな思いがありましたか?

北原 今まで私が出させていただいた舞台とは作風が違うので、最初は私にできるかな? と少しドキドキしていました。これはチャレンジなんだっていう感覚でしたね。

──映画『HERO~2020~』は、舞台「HERO~ 2019夏~」のストーリーをそのままに、映画化した作品ですが、演技に関して変えた部分はありますか?

北原 大きく変えてはいないんですけど、約1カ月の舞台稽古と本番を経て、浅美という役が自分の中で結構ガチガチに固まってきてしまっていたんですよ。それは舞台をやる上で間違いではないんですけど、千秋楽を迎えてから1カ月空いて、いざ映画の撮影にインしたときに、それじゃいけないって気づいたんです。

──どういう部分がダメだと思ったんですか?

北原 お芝居って相手が言ったことに返すものなのに、稽古で何度も重ねたセリフだったので、自分の中で声のトーンとか言い方が決まっちゃっていたんですよ。なので、特に頭の方の撮影では苦労しました。でもラストシーンに関しては、撮影が始まる前から西条さんと、舞台と同じ熱量でいくと映画では違和感が生じるから変えよう、と話し合っていたので、そこはしっかり変化をつけられてよかったと思います。

──浅美という役にはどんな印象がありましたか? 演技でこだわったところを聞かせてください。

北原 最初は、自分と違うキャラクターの女の子だな、どういう風に演じていこうかな? というワクワクと不安がありました。私は今まで舞台ではわー! っていう感情を爆発させるような元気な役が多かったので、それを抑える演技の方が自分にとっては難しく感じました。

──特に難しかった部分はありますか?

北原 特にラストシーンですね。浅美が自分の気持ちを打ち明ける場面なんですけど、稽古中に何度も「言葉が強すぎる」「意思を持ちすぎ」と指摘されました。たぶん、浅美は気持ちを全開にできる子じゃないので……、そこは一番苦労しましたね。というのも、私、普段から結構オーバーリアクション気味なんですよ。目が丸くて口も大きいから尚更そう見えちゃうっていうのもあるんですけど(笑)。でもやっぱり、浅美には浅美の驚きの限界があるんですよ。なので、やりすぎないことが難しかったです。全体的に“抑える”ということが、今回の作品の課題でしたね。

>>後編はこちらから

(取材・文/土屋恵介、スタイリスト/丸山恵理子<オサレカンパニー>、ヘアメイク/MARVEE、オサレカンパニー)
▽北原里英(きたはら・りえ)
1991年6月24日生まれ、愛知県出身。A型。159センチ。
Twitter:@Rie_Kitahara3

▽インフォメーション
『HERO~2020~』
2020年6月19日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開予定

廣瀬智紀/北原里英
小松準弥/前島亜美/小早川俊輔/飛鳥凛/伊藤裕一/根本正勝/今立進(エレキコミック)
松尾諭/斎藤工(友情出演)

原作/TAIYO MAGIC FILM 第1回公演「HERO」
監督・脚本/西条みつとし
配給/ベストブレーン 
公式HP:www.mmj-pro.co.jp/hero2020/
Twitter:@HERO2019summers

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May 04, 2020 at 05:00AM
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