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「ファイナルファンタジーⅦ リメイク」は私のFF観を超越するアガるRPGだった|GWおすすめゲーム - Engadget日本版

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4月10日に発売されたPlayStation4 用ソフト『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』(以下FF7R)のレビューをお届けします。コロナでバタバタしまくって現実感がないまま発売日を迎え「ヤバい!FF7R発売の翌日は“あつまれ どうぶつの森”も釣り大会だよ?」と焦った方もいるのではないでしょうか。並行して遊ぶと脳が爆発します。私は釣り大会を泣く泣く無視しました。

で、遊び始めると楽しい楽しい。リモートワーク中の雑談で「ああ、この人は確実に平日のまっ昼間にFF7Rをやっているのだなあ」と察することも。ゲームの進捗が早すぎるんだよ!ちょっとは誤魔化せ!……でも、むさぼるように遊ぶ人の気持ちもわかります。なぜなら私たちは非常に楽しみに待っていたからです。

期待値が異様に跳ね上がったリメイク作

ファイナルファンタジーシリーズは言わずと知れたRPGの大御所タイトルです。なかでも1997年にリリースされた『ファイナルファンタジーⅦ』(FF7)は、PlayStationによる3Dの表現力も手伝ってガラケーからスマホに変わったくらいのインパクトがありました。

子どもの頃や感受性が角質化する前に出合って胸が震えたコンテンツって、生涯自分の心の一番いい部屋にいます。『FF7』をそういう大切なゲームとして挙げる人は多いはず。だから、この20年以上のあいだ、私たちは新しいPlayStationが発表されるたびに「FF7のリメイクはいつ⁉︎」と期待し続けました。「こんなに表現力が上がったマシンで遊ぶFF7は、さぞかし素晴らしいだろうなあ」と。異様に期待しまくった状態でプレイしています。さあ、それって面白いのでしょうか?

面白いです。

そして非常にユニークなゲーム体験でした。

FFのアゲ感に元気をもらう

FFシリーズの特徴を端的にいうと「常にアゲアゲ」です。光り輝くクリスタル、ド派手な魔法、そしてキャラクターは超絶美麗で、エモーショナルに語る語る……最強のアッパー系RPG。ドラクエはチルと興奮がサンドイッチになったRPGだと思います。こちらも美しい。

で、FF7Rも徹底してアゲアゲ。戦いもムービーもシームレスに進行して、一切ストレスを与えないままこちらを煽ってきます。

オープニングのカメラワークやカットインの仕方がFF7と同じで「うわ~!」と半泣きで懐かしんでいたらPlayStation 4のスペックをフル活用して美麗に再構築されたクラウドが登場し、ここで興奮がピークに達します。そして以降はずっとテンションが謎に高い!

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▲クラウドのお顔がアップになるたびに歌舞伎やプロレスのように掛け声が出そうになります。ああ綺麗。長生きしてよかったと思う瞬間です。

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▲バトル中は常になにかが超絶光っています。アクションRPGなのでボタン操作は忙しめ。難しいなと思ったらさっさと難易度を下げましょう。敵は犬すら硬い!

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▲FF7Rの歌舞伎町こと「ウォール・マーケット」。酒臭さが漂う良い街。マップが複雑なので、もし迷子になったら全体マップを見ましょう。私は攻略サイトのお世話になっています。

挙げたらキリがないんですが、武器改造画面すら大変ファイナルファンタジーしてます。パラメータの割り振りという渋いひと時を、最強アゲアゲRPGのFF7Rはどう演出するのか?

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▲なんでこんなに派手なんだ。森羅万象に思いを馳せつつ「物理攻撃+4」を解き放ちましょう。しかもこの画面は開くたびにすんごいSEが鳴るんです。マジでアガる。

現実世界でちょっとキラキラ派手なものやホストの宣材写真を見ると「ファイナルファンタジーみたいだな」と思うのですが、FF7Rは私のファイナルファンタジー観を超越しています。たいへん元気が出る。これに慣れると他のゲームが地味に感じてしまいます。

「やっぱり同じ」と「なにかが違う」に胸が騒ぐ

FF7RはFF7とバトル方式も違いますし、メニュー画面もめっちゃ荘厳になって別物です。フルボイスですし、ビジュアルも桁違いに進化しています。そして肝心のストーリーも、ごくわずかですが確実に違います。

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▲ヒロインのエアリス。彼女のちょっとした仕草を見るたびに胸がキュッとなる

昔と同じ箇所は「こんなだったかな?」と思い出しつつ遊ぶのですが、当時見ていないものはすぐわかるんですよね。新キャラであったり、知らないシーンであったり。この「違い」を見つけるのがFF7Rの醍醐味です。最初から最後まで「やっぱり同じ」と「なにかが違う」の間で胸が騒ぎます。

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▲本作最大の「誰だ?」は彼。主人公たちの敵対組織「神羅カンパニー」に所属しているらしく、神羅の人材の厚さを感じさせます

そしてキャラクターの表現。『デトロイト ビカム ヒューマン』や『ゴッド・オブ・ウォー』あたりから不気味の谷はもう昔の話と思っていましたが、FF7Rにはもっとゾクゾクさせられます。

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▲神羅カンパニーの名物社員・レノ。会社員あるあるのセリフが似合う表情してます

で、フルボイスのセリフや仕草が、時々すごく拙くて幼いんです。なんとも危なっかしい魅力があります。おそらくFF7を遊んだことのない人もこの危うさは感じるはずです。

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▲この仕草!でも当時もエアリスはこんな感じだった!

そう、当時もこんなでした。つまり、2.5頭身くらいのSDキャラがやっていたあどけない仕草を4Kに耐えうる八頭身キャラが同じように振る舞い、当時テキストだったセリフをフルボイスで語っている……。だから当時の彼らが頭にちゃんと浮かぶんです。これ、実際に体験するとすごく「せつない」です。この懐かしさと際どさはFF7Rでしか味わえない。クラクラします。

続きはあるの?

FF7RはFF7の序盤までの内容です。明言はされていませんが「続き」が出るとするならプラットフォームはPlayStation 5などの新型機になるでしょう。

私の周りでは「FF7RのためにPlayStation 4を買った(そしてPlayStation 5も買うぜ…)」という人が数人いました。そしてPlayStation 5の後方互換が発表されたので「せっかくだからPlayStation 5が出るまで待つ」という辛抱強い人もいます。

悩ましいですが、みんな次も買うんでしょうね。私も買います。だってこんな20数年ごしの不思議な体験そうそうできませんから。楽しみに待っています。

■GWは自宅で冒険! いまやるべきゲームはこれだ

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