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バフェットが米航空株をすべて売却、「私のミスだった」 - Newsweekjapan

<新型コロナウイルスによるロックダウンの後、アメリカ人が再びかつてのように空を飛ぶようになるのかわからないとして、デルタ、アメリカン、サウスウエスト、ユナイテッドの4社から資金を引き揚げた。4社は今後、自らの資産を食い潰すことになる、とも>

米著名投資家のウォーレン・バフェットは5月2日、自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株式総会で、同社が保有していた40億ドル相当の米航空株をすべて売却したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響が続いていることが理由だ。バフェットはユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空とデルタ航空の株式を保有していた。

「航空ビジネスは大きく変わったと思う」とバフェットは言った。「将来が見えにくくなった。ロックダウン(封鎖措置)が長期間続くことでアメリカ人の習慣がどう変わったのか、今後どう変わるのか、私には分からない」

コロナ禍の影響で、空の旅の需要は激減した。何千もの航空機が待機状態にあり、運航便数は減っている。各航空会社は大幅な人員削減に踏み切ったり、従業員に無給休暇を取るよう要請したりしている。

「大幅な損失を出してでも、航空株を手放すことを決めた」とバフェットは語った。「将来的に資金を食いつぶすと予想される企業に資金は出せない。(航空業界は)需要が干上がっている状態だ。基本的に、空の旅は停止状態にある」

<参考記事>気がつけば乗客は自分1人だけ それでも飛ぶ米航空機業界の苦境

気が変わったらすべてを売るのが流儀

バークシャーはデルタ航空株の11%、アメリカン航空株とサウスウエスト航空株のそれぞれ10%とユナイテッド航空株の9%を保有していた。これら航空大手の株価は2020年に入ってから46%~70%下落している。4月には4社とも、第1四半期の決算で数年ぶりの損失を報告していた。

バフェットはさらにこう語った。「私たちにはどうにもできない事情によるロックダウンで、複数の業界が影響を受けている。そして残念ながら、中でも大きな打撃を受けているのが航空業界だ」

<参考記事>新型コロナで激変する世界の航空業界、その未来は中国が決める

またバフェットは、航空各社に「これまでに70億ドルから80億ドルを投じたが、回収できた金額はそれに遠く及ばない」とも説明。航空業界への投資は「私のミスだった」と責任を認めた。

また航空株を全て手放したことについてバフェットは、「売却すると決めたら、一部ではなく全てを売却するのが私たちのやり方だ」と説明。「持ち分を少しずつ減らすようなことはしない。気に入った企業があればそこの株式をなるべく多く買って、できる限り長く持ち続ける。気が変わったら、中途半端なことはしない」

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May 07, 2020 at 12:15PM
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