ツインズの前田健太投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアストロズとのワイルドカードシリーズ第1戦(3回戦制)で先発。ドジャース時代の16年以来4年ぶりのPO先発で自己最長の5回5奪三振3四球、2安打無失点と粘りの投球を見せた。勝利投手の権利を持って降板したが、救援投手が打たれて勝ち星はならなかった。チームは1-4で敗れてポストシーズン17連敗。北米4大スポーツワースト記録を更新した。前田は「久しぶりにポストシーズンで先発してプレッシャーもあった。5回まで球数が多くなった。もう少し球数が少なければ良かった」と振り返った。
PO自己最長5回5奪三振3四球2安打無失点、チームは北米4大スポーツ最悪17連敗
■アストロズ 4-1 ツインズ(WCシリーズ・日本時間30日・ミネソタ)
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ツインズの前田健太投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたアストロズとのワイルドカードシリーズ第1戦(3回戦制)で先発。ドジャース時代の16年以来4年ぶりのPO先発で自己最長の5回5奪三振3四球、2安打無失点と粘りの投球を見せた。勝利投手の権利を持って降板したが、救援投手が打たれて勝ち星はならなかった。チームは1-4で敗れてポストシーズン17連敗。北米4大スポーツワースト記録を更新した。前田は「久しぶりにポストシーズンで先発してプレッシャーもあった。5回まで球数が多くなった。もう少し球数が少なければ良かった」と振り返った。
粘りの投球だった。初回、2死からブラントリーに左翼線二塁打を許したものの、ブレグマンを遊直に仕留めた。2回はコレアに四球を与えたが、レディックを空振り三振。3回は3者凡退に抑えた。1点を先取した4回はタッカーの右前打と2四球で2死満塁としたものの、レディックをスライダーで空振り三振。マウンド上で雄叫びをあげた。「とにかく抑えることしか考えてなかった。この打者で終える気持ちでした。三振を取る気持ちが強かったので、冷静かつ気持ちの入った投球ができたと思います」と振り返った。
5回は10球で3者凡退。制球に苦しみながらも、5回91球(ストライク52球)を投げて、5奪三振3四球2安打無失点に抑えた。「無失点で投げ終えることができたのは良かった。長いイニングを投げればベストでしたけど、気持ちが入りすぎたところがあった」。球団のPO先発投手で無失点に抑えたのは04年ヨハン・サンタナ以来16年ぶり。先発投手が5回以上を投げて無失点に抑えたのは1901年のセネターズ時代から数えて球団史上6人目だという。
ポストシーズンで先発するのはドジャース時代の16年10月20日以来1440日ぶり。勝てばポストシーズンでは3年ぶりの勝ち星、先発では初勝利だったが、1点リードの7回に同点に追いつかれ、同点の9回には5番手右腕ロモが3失点。打線は4安打とつながりを欠いた。2004年のヤンキースとの地区シリーズ第2戦から続く大型連敗を止めることができなかった。「気持ちを切り替えて明日勝つことが大事。明日勝つことで次の試合に勢いに乗れる。とにかくみんなでやるしかない」と必死に前を向いていた。
(Full-Count編集部)
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