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阪神・西勇 さすがGキラーの8回1失点 男の約束「球児さんが投げられる展開に」 - スポーツニッポン新聞社

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<神・巨(17)> 8回2死、吉川尚を三振に打ち取り、雄叫びをあげながらガッツポーズする西勇 (撮影・平嶋 理子)                                                         
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 この一戦がどんな意味を持つのか、西勇は十分に理解していた。負ければ巨人戦9年連続負け越しが決まる試合で8回5安打1失点。月明かりに照らされての8勝目には、エースの意地がほとばしった。

 「絶対に勝つ。あとは、なるべく長いイニングをと思っていた。こうやって首位を叩いて(カード)頭を取るってことはすごく良いこと」

 ハイライトは初回に訪れた。1死から松原、坂本と連打を浴びて一、二塁。迎えた4番・岡本を初球の128キロチェンジアップでタイミングを外し、三ゴロ併殺に打ち取った。最高の形でピンチを脱して波に乗り、7回まで三塁を踏ませず。8回先頭のウィーラーに浴びた左越えソロのみに抑えきった。

 今季巨人戦は4試合登板で3勝無敗。一敗も許されない4連戦初戦で役割を果たした。「球児さんもそういうことを言ってましたし、絶対勝つぞという気持ちが大事なことだと思うので。最後までどういう展開になるか分からないですけど、球児さんが投げられる展開まで持っていきたいなと、チームみんな思っていますし。そこを目指しながら、自分が先陣を切っている身としてはやっていかないといけない」。藤川が引退会見で打ち明けた“G倒”への思いを引き継いだ。

 残り1イニングだった、公式戦通算1500投球回を達成した。「長く投げないと取れない数字だし。歴代のいろんな先発の方が何人もクリアしてきたわけなんで。最低限クリアしたい数字だったんで、このままケガなくイニングを積み重ねていきたいなと思います」。頼れるエースにとっては、通過点に過ぎない。

 今季の規定投球回にもあと4イニング。矢野監督も「本当に気合が入りながらね。投球内容もそうですけどムードも作ってくれるので、本当に頼もしいピッチャーです」と最敬礼でねぎらった。(阪井 日向)

 《巨人に3戦連続白星》西勇(神)は今季巨人戦4試合を投げて3勝0敗。9月4日から対戦3試合連続で白星を挙げている。阪神投手の巨人戦3連勝は16年岩貞の3連勝(4試合)以来4年ぶり。3試合で3勝したのは14年のメッセンジャー以来6年ぶり。日本人投手では09年能見の4試合4勝以来11年ぶりになる。この日8回を1失点で対戦防御率1・47は今季カード別唯一の1点台と相性がいい。

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