阪神・矢野燿大監督(51)が12日、大阪市内の阪神電鉄本社を訪れ、藤原崇起オーナー(68)=電鉄本社会長=に2020年のシーズン終了を報告。契約最終年となる3年目の続投が正式に決まり、来季のコーチ陣も発表した。守備走塁コーチの2人に「分析担当」「バント担当」を付け加えるなど、打撃部門を“5人体制”で強化。勝負の3年目、攻撃力アップでG倒に挑む!!
山あり谷ありのシーズンを駆け抜け、矢野監督が柔和な表情を取り戻した。オーナーに報告し、正式に続投が決定。勝負の3年目に向け、組閣で打撃改革に着手した。分析&バントを守備走塁コーチ2人に追加。打撃コーチ“5人”で挑む。
「準備のレベルを上げるのがひとつひとつの成果、勝ちにつながる部分。めちゃくちゃ大事なんで。そういうところの意識をより高めていこうというところ」
分析担当を追加した筒井外野守備走塁コーチについて説明した。貯金7の2位ながらチーム打率・246はリーグ5位、494得点は同4位とともにBクラス。「もう1点取りたい、取れるところで点を取れなかったっていうところで、流れがどうしてもこっちに持ってこられなかった」。
得点圏打率・258も同5位で、あと1本のヒットが出ずに何試合も落とした。チーム防御率3・35は、1位の巨人とわずか0・02差の2位と、今季も投高打低は相変わらず。繰り返さないためにまずは手を打った。
また犠打86、犠打成功率・819ともリーグトップながら、久慈内野守備走塁コーチにはバント担当も付け加えた。「泥臭い1点というか、そういうものをどう取っていくか」。井上打撃コーチをヘッドに、北川打撃コーチを2軍から1軍に昇格させ、新井打撃コーチと合わせて“5人体制”で打撃部門を指導。貧打からの脱却をもくろむ。
「僕たち自身の意識を高くやるために、そういうもの(新担当)を付けさせてもらって、やっていきます。僕たちのチームは、全員で強くしていかないと」
大幅なテコ入れや外部招へいはせず、継続で来季に挑むことを選んだ。ともに悔しさを味わった同志と反省を生かし、成長することで、3年目の悲願達成を目指す。(大石豊佳)
★ワースト失策も守備コーチ留任
昨季、両リーグワーストの102を記録した失策は今季も85で、巨人(42)の倍以上。1試合(DeNA-巨人)を残し、2年連続の12球団ワーストが確実だ。「エラー数が改善されてない。去年から(課題として)残った部分になっています」。指揮官は顔をしかめたが、守備を担当する久慈、藤本(内野)、筒井(外野)の3コーチは全員留任。「誰か1人で頑張ったからといって減る数字ではないので。全員の意識、準備、気持ち、そういうものがあってこそ改善されると思う」と、チーム全体で再発防止に挑むことを誓った。
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