
この春、高校を卒業しプロサーファーとして東京オリンピックを目指す野中美波さん。子どもの頃から大好きな『ドラえもん』も、プロ選手としてオリンピック代表候補となった今、あらためて読み返してみると、以前とはまた違った発見と驚きがあるそう。辛いときにもそっと寄り添ってくれるドラえもんの優しさについて、野中さんに語っていただきました。
プロになって、『ドラえもん』の読み方が変わった
――野中選手は、普段はあまり漫画を読まないと伺いましたが……?
そうなんです。私はむしろ、普段は活字の本ばかり読んでいるんです。小学生の頃は恋愛小説ばかり読んでいたし、今でもネガティブな気持ちをポジティブに変えるために自己啓発本とか、メンタルに関する本を読むことが多いです。でも、今回は「おススメの漫画を紹介してほしい」ということだったので、迷いなく『ドラえもん』をおススメしたいと思います!
――普段は漫画を読まない野中選手でも、『ドラえもん』は読んでいるんですね。
漫画を手に取るようになったきっかけは幼稚園の頃にテレビアニメを見たことでした。その後に映画を見て、すごく感動したんです。タイトルは忘れちゃったけど、ピー助という恐竜が出てくる作品で……。
――『ドラえもん のび太の恐竜』ですね。1980年に公開されて大ヒットして、2006年にリメイク版として『ドラえもん のび太の恐竜2006』が作られました。たぶん、この作品を見たんですね。
あっ、そうです。『のび太の恐竜』を見て、すごく感動しました。幼いながらに、すごく感動してずっと泣いていたのを覚えています。それで、『ドラえもん』が好きになって、そこから漫画も読むようになりました。
――くしくも、2020年は『ドラえもん』50周年の記念の年でもあります。あらためて野中さんが考える『ドラえもん』の魅力とは何でしょうか?
誰もが、「あったらいいな」とか、「こんなことができたらいいな」という思いを、さまざまな道具を使って、ドラえもんが実現してくれるところが魅力的ですよね。昔はただ単にそう考えていたんです。でも、最近は「ドラえもんが手助けしすぎないのもいいな」って思うようになりました。道具の力があればすぐに問題を解決することができるのに、ドラえもんはのび太君にいろいろトライさせてからようやく道具を出してあげるじゃないですか。だから、のび太君も少しずつ成長して行けるんだと思うんです。
――確かに、すぐに手助けはしないで、まずはのび太自身に挑戦させていますね。どうして、野中選手はそのように考えるようになったのですか?
きっと、自分がプロサーファーになって真剣にサーフィンと向き合うようになったからだと思います。何の苦労もなくうまくいくことなんて、普通はないですよね。私の場合も、海外の大会に出場しても、グイグイと前に出てくる外国人選手に気後れして、本来の力を発揮できなかったこともありました。「うまくできないんじゃないか」ってネガティブな思いが強くなって、自分のサーフィンができなかったこともありました。そういうときに力を発揮できるようにするためには、「日頃から苦労することも大切なんじゃないのかな」って考えるようになりました。
――なるほど、プロとして生きていく上での実体験を通じて、『ドラえもん』の見方も変化していったんですね。
さっき話に出た『のび太の恐竜』の中にも、ドラえもんのセリフで「自分の頭で考え、自分の力できりぬけてほしい!」というセリフに続けて、「ぼくはあくまで、かげから見守っていてあげるからね」という場面があるんです。こんな言葉を投げかけられたら、のび太君も頑張るじゃないですか。どちらかというと私自身はのび太君側で、見守られる側ですけど、でもドラえもんの気持ちにグッとくるんですよね(笑)。『ドラえもん』には名言が多いのでそういう点も大好きです。
"私の" - Google ニュース
February 18, 2020 at 12:10PM
https://ift.tt/2P3KzXZ
東京五輪を目指すプロサーファーの野中美波さん 「私の周りにドラえもんはたくさんいる」(好書好日) - Yahoo!ニュース
"私の" - Google ニュース
https://ift.tt/34YVNCz
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "東京五輪を目指すプロサーファーの野中美波さん 「私の周りにドラえもんはたくさんいる」(好書好日) - Yahoo!ニュース"
Post a Comment