かつて不登校だった県内の高校生２人が自らの体験を語る集い「私が歩いた不登校という道」が２９日午後１時半から、金沢市教育プラザ富樫である。企画した保護者の石垣恵美（えみ）さん（４５）＝同市＝は「私も先輩の体験談に力をもらったから」と語る。
石垣さんの長女、愛香（あいか）さん（１７）は中学２年の３学期が始まった１月、不登校になった。仲の良い級友が先に休み、クラスで孤立。自室にひきこもった。石垣さんは当時４歳で心疾患の持病がある長男（７）の看護や仕事、家事に追われ「手いっぱいで、娘にはきつくしてしまった」と省みる。
石垣さんは不登校の生徒らを支援する市内の団体「みんなの家庭教師」代表の工藤拓哉さんらに相談し、親の会に参加。不登校の状況から抜け出した体験者の声を聞き、未来に希望を持った。
愛香さんも悩みに耳を傾け支えてくれる工藤さんらと関わり、徐々に変わった。今は通信制高校で学びアルバイトにも励む。当日は高校２年の男子も経験を語り来場者の質問に答える。不登校の相談先や支援団体の情報も紹介する。
新型コロナウイルス感染症対策のため来場者にはマスク着用を求める。集いは要予約、参加費１０００円。申込先は石垣さんのブログ＝ＱＲコード。（押川恵理子）
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March 27, 2020 at 09:10AM
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「私の不登校」高校生語る 金沢で29日 抜け出した経験 未来の希望に - 中日新聞
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