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私のオーダーメイド枕の不思議 - 朝日新聞社

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。今回は、枕のお話。こだわりがある人も多いのでは? 語源は「タマクラ(魂の倉)」だと言われるほど、私たちにとって大切なものであると信じられてきた枕。カバーはよく変えるのですが、本体については、あまり考えたことなかったなあ。百世さんのお話を読んで、今度奮発してオーダーメイドに挑戦しようかしら、という気持ちがムクムク湧いてきました!

   ◇

涼しくなってきましたね。寝苦しさがなくなってきてうれしいなぁ。

今年の夏は目が覚めると、頭が枕のずいぶん下の方にあることがあって、枕の意味が全くなくなってたんですよね。
起きると、私がベッドからふくらはぎがでるくらい下のところにいて、なんでこんなとこに!?って驚いて。夜中に途中で目が覚めて枕へ頭を戻しても、また朝には下にいるのが、ほんと不思議で。

今使っている枕は、5年前に家族でオーダーメイドの枕を作りに行ったときのもの。
お店で首のカーブを測ってもらった後、使っているマットレスの硬さに合わせたベッドルームに案内され、実際に仰向けになったり、横向きに寝たりして枕の高さを調節してくれました。枕の素材も、やわらかい綿や羽根、硬めのパイプやそば殻など、数種類から自分好みのものが選べる!

私はストローを短く切ったようなパイプに、炭を練り込んだ素材の枕がしっくりきて、高さはかなり低めになりました。ザクザクの感触で硬い枕が好きなんですよね。ふわふわだと落ち着かなくて。

昔使っていた枕は、朝起きると首や体が痛いときがあったのですが、オーダーメイド枕に変えてからは、そういうことは全くなくなりました! ずっと私の頭にフィットしてくれて安眠できていたんですが、この夏は気が付いたら枕なしで寝てるし、暑いのが原因かと思ったら、涼しい日でもあまり変わらない……。

毎年夏はそうなっていた気もしなくはないけど、今年はほぼ毎日で、おかしいな~?と思って調べたら、枕にも交換時期があるらしい。

それで買ったお店のホームページを見たら、ちょうど交換時期に当てはまっていたー! 5年使ったら、さすがにパイプがつぶれて高さが変わってきてるのかなぁ。だから起きたとき、頭が枕にいないんだ!と納得。

枕はいつまでも使えるような気がしてたけど、寿命があるんですね。お店で買ったときに説明された気がするけど、すっかり忘れてた。

ちょっとした高さの変化でも睡眠に影響してくるとは〜! でも枕から異様に離れてしまうだけで、よく眠れてはいるんですけどねっ。またオーダーメイドの枕作りに行きたいな!

今回の消しゴムハンコは、枕のキャラクター! お布団に入って、自分の出番を待っています。手がついているので、きっとこの枕で眠ったら私の頭をがっちりホールドしてくれて、下にズレて起きるなんてことはないだろうなぁ!

百世

>>「よなよなハンコ」 記事一覧

PROFILE

百世

消しゴムハンコ作家。東京都在住。
2013年1月より消しゴムハンコなどの創作活動を開始。
2014年4月、初の個展「一粒万倍 百世のモモ版画」を銀座のギャラリー403で開催。以後、忌野清志郎「ネズミに捧ぐ詩」の装画やファッションブランドZUCCaとの展覧会、CDジャケット、ロゴマーク、ドラマのタイトルバックやフェスのグッズなども手掛けている。
2018年10月には犬猫グッズの「わんコレ」からコラボ商品が発売された。
https://www.momoyo-hanko.com/

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September 17, 2020 at 09:47AM
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